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瑠奈。

第1章 愛の無い…

忘れる為に勉強を必死に頑張った。

部活には出る気になれず、まだ体調が不安定だと言えば山岸も学校側も強くは言えなかった。

特待生で入ったものの原因がデリケートな問題だけに柔道から解放された。

JKブランドを謳歌するように友達と短いスカートで街を闊歩し、黒く短くしていた髪を灰色に染めたり、ウイッグでロングにしたり…

男性から声を掛けられるとゴチで遊びに行ったり、そのうちペアに分かれてその日限り遊んだ。

色んなルックスの色んな男、色んな性癖…
ヤった、早かった、太かった、逝った、チンポ、マンコ、ゴム、外出し、中出し…恥ずかしげもなく冗談混じりに軽い猥談をするようになり、22時を過ぎてもゲーセンに入り浸りエロプリを撮影していた。

『君たち高校生だよね?その制服は…秀勇舘だよね?』

私服警察官に声をかけられる。男性と女性の警察官は続ける。

『遊びたいよね。でもこの時間は君たちにとって危険がいっぱいなんだよ?』

(はいはい、煩い煩い)

女性警察官は続ける…

『あなた、いい脚してるね?もしかして柔道部?秀勇舘って柔道の強豪だよね!私は行きたかったけど行けなかったんだぁ…あなた凄いよ!』

女性警察官のテンションに鬱陶しそうにしながらも褒められて、練習で培った筋肉を褒められると気を許していく…

何度か顔を合わせているうち、上からモノを言わない友達感覚の女性警察官と交流するうちに柔道への情熱、警察官への憧れが強くなり、2年の春休み髪を黒く染め短く切って道場に戻った。

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