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愛はメロデイにのって

第1章 愛は、メロディにのって

         12

 わたしは、気持ちよさが、ふくらんできました。
 悩まし気な声も、さらにおおきく出てきます。
 出そうと、思っていないのに。
 出てきます、としか言えないのです。
 望さんの舌が、わたしのあそこに、優しく優しく撫でています。
 「百合さん
  百合の花の蜜が
  いっぱいになったから
  また吸いますね」
 優しく吸っては、舌で優しく撫でてくれます。
 舌で優しく撫でてくれては、優しく吸ってくれます。
 そのくりかえしのなかで、わたしは気持ちよさにひたっていました。
 望さんが、わたしのあそこを吸ってくれるとき、音がしますので、恥ずかしくなりました。
 恥ずかしいですけど、とっても気持ちいいのです。
 「百合さん
  もっと気持ちいいところを
  舌で
  撫でますね」
 あっ、あれだと思いました。
 望さんの舌が、あれに触れたとたん、
 「アーッ
  イイ」
 と、すこしエッチなことを、言ってしまいました。
 でも、いいわ。
 いまは、エッチになるほうが、いいと思いました。 
 だって、愛しあうって、エッチになることだと思いますもの。
 望さんの舌は、あそこと同じように、優しく優しく撫でてくれるのです。
 わたしは、首を振り、胸をくねらせ、望さんの頭をつかんだりしたのですが、腰は動かしませんでした。
 腰を動かせば、望さんの舌が、離れていってしまうと思ったからです。
 それは、
 嫌。

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