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愛はメロデイにのって

第1章 愛は、メロディにのって

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 泣いていましたからでしょうか、わたしの気持ちよさは、どんどん大きくなっていきました。
 からだとあそこが、ビクッビクッとなりまして、からだ中に、電気が走ったようにようになりました。
 頭の中では、まぶしい光が輝きました。
 こわいくらい気持ちよくなりまして、どうしていいかわからなくなりました。
 望さんが、ほんとに天国につれていってくれたのだと思いまして、
 「望さん好き
  望さん好き」
 と、なんどもなんども、叫び続けました。
 望さんは、わたしを、優しく抱きとめてくれまして、
 「大好きな
  百合さん」
 と、望さんも、なんども言ってくれました。
 望さんは、動くのをやめまして、
 「百合さん
  すこし
  休みましょうか」
 「はい
  もう
  終わりでしょうか」
 「百合さん
  終わりたくないの?
  続けたいの?」
 「望さん
  そんなこと
  わたしから
  恥ずかしくて
  言えないわ」
 「ごめんなさい
  もちろん
  すこし休んだら
  続けましょうね」
 「嬉しい」

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