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また会える日まで

第1章 その時は突然に

Oside



ニノと扉の前で別れると、病室に通された。


先生「大野さん、今日はどうされました?」


「1ヶ月ほど前から体が怠くて、膝とか足の節々がちょっと傷んでて…かなり、疲れやすいです…。」


先生「そうですかちょっと、触診した後に、MRIで検査しましょうか。

そちらのベットに仰向けで寝てください。」









寝転がると、先生の手が膝に触れる。

膝の内側を触られた時、鈍い痛みが走った。









「った…いたいです。」



先生の表情が少し曇る。



先生「ここですか?…うーん、ちょっと、MR行きましょうか」




また別室へと移され、今度はMRIの機械の上に寝転がる。


MRIの最中も、疲れていたのか眠りに落ちてしまっていた。



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看護師「大野さん?終わりましたよ?


今から、さっきの部屋に戻って結果聞きますからね。二宮さんもお呼びしますか??」


「いえ、1人で。二宮には後から伝えます。」







わかりましたと、看護師さんは微笑み

「こちらへ」と案内されまた診察室へ戻る。






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先生「お疲れ様でした。お掛けください。」









画面に表示される、さっき撮ったMRIの画像。









先生「大野さん…これを見てください。ここ、わかります?少しだけ小さな塊がありますよね?」


先生の指したところを見ると、つぶつぶしたものがいくつか散らばっていた。

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