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また会える日まで

第1章 その時は突然に

Nside




リーダーと別れて、1人、部屋で待つ。

メンバーに連絡を入れた後もずっと待ち続けていた。








「遅いな…」





リーダーが診察を受けに行ってからはや、2時間が経とうとしていた。


俺の頭の中を巡るのは心配ばかり。




通常の疲労なり風邪なり

そのあたりの診察ならほんの数十分で終わるはず。



モヤモヤと黒い影が、俺の心を支配しているような

心臓がギュッとするようなそんな感覚に襲われて


思わず手で胸を抑える。




「俺がこんなじゃだめだ・・・もっとしっかりしないと」



そう自分を落ち着かせた直後


廊下からガンッと壁を叩くような音が聞こえてきた。








慌てて部屋を飛び出すと、壁にもたれかかるリーダーがいた。



目が合うと、慌てて涙を拭ってこちらへ向き直る。



その表情はあまりにも苦しそうで


だけど無理して笑ってた。




「リーダー?終わったの?どうしたんだよ…」




車の中で話すと言って、歩き始めたリーダーの背中を慌てて追いかける。









そして車に乗り込むと、


ぽつり、ぽつりと話し始めた。

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