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また会える日まで

第1章 その時は突然に

Oside


布団に入り目を閉じるが


今日の出来事がぐるぐる回り・・・眠れそうにない。






明日から始まる入院生活。








治療は、抗がん剤を使った化学療法を主に進めていくらしい。


抗がん剤なんて、考えただけで嫌だ。









よく、ドラマとかでやってるやつじゃん


吐き気とか、髪の毛抜けるとか


考えただけでお先真っ暗だ。









「はあ…最悪だ…。」









そんなことを考えていたらなかなか眠りにつけなかった。



「DVDでも見るか…」










デビューした頃のライブの時は二階席まで埋まらなくてどうしたら埋まるか皆で話し合ったなあ…




全部埋まった時はみんな嬉しそうだったし、相葉ちゃん泣いてたなぁ…







これからの方向性を朝まで話し合った事もあったし、15周年はハワイにも行ったし




いろいろあったな、今日まで。






いろんなことさせてもらったなあ…









既にカーテンの向こうは白み、明るくなり始めていた








『明日、大事な話がある。』


そうメンバーに連絡を入れて、時間を見ると
既に朝の4時を表示していた。









マネージャーが来るまであと3時間。









「寝るか…」









目を瞑って、深い深い、


眠りに落ちた。

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