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また会える日まで

第3章 一人じゃ、ないよ

Oside



皆が出ていった後の病室は


嫌に静かで、余計に寂しく感じた。








吐き気は収まってきたけど



今日は熱が少し高いみたいだ。









さっき相葉ちゃんが置いて行ってくれた

ポカリを飲む。






「っは~、うま…」














定期検診まであと1週間。


がん細胞が死んでいれば退院する事が出来る。









早く仕事に復活したい。







だから耐えるんだ



信じて、絶対に復活してみせる。









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夢を見た









俺以外の4人が、笑ってる夢。









その中に俺はいなくて









…どんどん、遠ざかって離れて行く









『おいて…かないで…









待って!』







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「っはあ、はあ…。






夢…か、」









全身の汗が凄くて


嫌にリアルな夢。









本当になってしまうんじゃないかって









恐怖に襲われた。

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