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また会える日まで

第3章 一人じゃ、ないよ

マネージャーが全員を迎えに行ってから

最後に俺の家に迎えに来る。

さっき相葉さんから《もうすぐ着く》って連絡があったから


玄関を出てマンションの裏口まで行くと


丁度いいタイミングでマネージャーが到着。


車に乗り込むと、既に寝ている相葉さん


新聞を読む翔ちゃんと、明らかにフキゲンな松潤。



…松潤は多分、眠い。笑




「おじさん、良くなってるとイイね。早く仕事したいよ、一緒に。」



翔「大丈夫だよ、智くんならきっと」



「俺、夢見たんだ。


リーダーが遠ざかっていく夢。


手を伸ばしても、届かなくて…」



潤「話したんなら、大丈夫。正夢にはならないよ…」



「んふふ、だよね。大丈夫、きっと。」




リーダー、早く一緒に仕事しようね。




早く元気になって、色んなことまたしようね。



収録だけじゃない、


ドームツアーもある。









俺達は5人で、1つなんだから。








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病室のドアを開けると







笑顔で大野さんが俺達を迎えた。








「いらっしゃい!この前はごめんね。



今日はすごく調子がいいんだ~♪」









「あなた…そんな姿で言われても説得力ないしね...(笑)」







痩せてるし、髪の毛もちょっと薄くなってるし。







すると突然相葉さんが







雅「あ!りーだぁ!こっち向いて!」



リーダーに駆け寄って、




俺達が選んだブルーのニット帽を被せてあげる。









智「あ…りがとう…ありがとう、相葉ちゃん




やっぱ、気づかれてたか…隠してたんだけどな(笑)」









ちょっと困った顔で、でも



嬉しそうに微笑むリーダー。



雅「うん!松潤が見立てただけある!!似合うよ~♪」



智「そうかな・・・ありがとうまちゅず、、、まちゅ。。。」



「全然言えてねぇな!笑


喋りの練習もしといてくださいよ?テレビでそれやられたら困るんで」



翔「ある意味ウケ狙いになるかもね(笑)」



潤「相葉君が持ってたの選んだだけだけど、気に入ってくれてよかった」


その時、先生が入ってきた。

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