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また会える日まで

第1章 その時は突然に

Nside



それからのMV撮影は、リーダーの事が気になって

気が気じゃなかったけど






長引かせないように頑張った。








その途中もやっぱりリーダーは辛そうで



終わりがけには肩で息をするほどに疲れていた。






「ほら、おじさん、あとちょっとだから…」








智「っはぁ…頑張る…。」







汗を流しながらも必死に頑張るリーダー。








何も無いといいけど…




.



.



.


「おつかれ様でしたー!!」






智「は~。終わった…」







楽屋のソファの上でぐったりとうなだれている大野さんに近づいて、







「ほら、行こ?しんどいんでしょ?」







智「ん、みんな帰ってからでいいよ…」








メンバーにバレたくないんだよね。


ほんとこの人のこーいう所についてきたんだよな、今まで。





でもさ、ほかのメンバーが気づいてないと思う?






今までずっと一緒にいるんだからさ。







少しくらい、弱音はいてよ。







俺らにも弱い部分、見せてよ。






心配だよ。きっとみんな…








「じゃあさ、みんな帰るまで寝て…って、もう寝てるし(笑)」







智「...ん、zzZ 」









どうかこの、幸せそうな寝顔が消えませんように…

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