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銀河巡礼

第1章 一の月




しっとり甘やかなスポンジに目をほそめ

耳を傾けるお気に入りのジャズ


リキュールをひそませたクリームを

リズムにのって絞り出す


エスコートするのは

艶やかに待ち続けるベリーたち



ほら

僕は今

あの日夢みた場所にいる






(了)



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