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銀河巡礼

第1章 一の月




ふぁさり、と

額をかすめ舞い降りた鳥の瞳が

心の奥まで突き刺さる


すべてを見透かすように

暗部を 照らし出すように

見つめるまなざし…



逃れようもなく

踞る背中のどこかしらが

誰かの手のひらを待ち焦がれる






(了)



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