テキストサイズ

銀河巡礼

第7章  五の月




悲しみは

海の底に沈めてしまいました

残照が紅に染めた海に



けれど

それでも

どうしようもなく

残ってしまった悲しみのかけらは

想いの奥深くに

ひそませておきましょうか



なつかしさに

少しの涙をこぼせる日まで…






(了)




ストーリーメニュー

TOPTOPへ