テキストサイズ

銀河巡礼

第8章  六の月




── お菓子の家は憧れよね

ソフトクリームを手に
振り向いた君のキラキラした瞳


ごめん、僕は…と
言いかけた言葉を飲み込んだ



陽に透ける君の髪
風に舞うような歩なみ…


Ah、そうさ
ケーキもパフェも クッキーも
好きになれるよ
でも
チョコレートは、ビターかな…



僕はそっと 君と手をつなぐ






(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ