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銀河巡礼

第8章  六の月




絶え間なく流れつづける時のなか

今日すこし立ち止まり

これまでを これからを

祈りをこめ想いめぐらす



夏越しの祓え

茅の輪のくぐり…



新茶に添えた水無月が

朱塗りの小皿でふるりと揺れる


何かに身震いをするように






(了)


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