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銀河巡礼

第9章  七の月




文月のはじめ

あなたへ綴る手紙には

海色のインクを使いましょう



お気に入りの絵を見つけたこと

珈琲を

美味しく淹れられるようになったこと


あなたの顔を思い浮かべれば

書きたいことは次々と…



でも

一番言いたい言葉はいつもひとつ


はやく 逢いたい…






(了)



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