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銀河巡礼

第10章  八の月




大切なひとの記念日に
花を贈りましょうか
それとも
生まれ年のワインでしょうか


思い付いては首を振り
そっとため息をついています



あなたの最高の笑顔にも
私の想いを託すにも
どれもが
少しだけ物足りないように思われて…


そうして
うろうろと街中をさ迷うのです


今年も また






~ギフト


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