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銀河巡礼

第10章  八の月




夏の夜空に華が咲く


息をのみ

言葉をなくした胸を焦がして

描かれる束の間の夢



地を震わす響き

乱れ打ち

漂う硝煙



記憶のなかに溶け入るように

けれど 寂寥とともに

祈りの炎が空を燃やす






(了)


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