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銀河巡礼

第30章 四の月 Ⅲ




── 四月が好き…ウサギがいるもの


ぽかんとする僕に

悪戯な瞳で笑いかける君



くるりと髪をひるがえし

春風にまぎれそうな背中に

花びらが降りかかる



桜…桜…

もうゆくのか



僕らの旅は

始まったばかりだというのに






〜卯月


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