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銀河巡礼

第36章 十の月 Ⅲ




時の風が荒ぶるなら
静寂の森に身を寄せて
肩をすくめてやりすごそう


瞬く星に心を映し
あふれる泉に想いをかさね
つかの間
目を閉じ耳をふさぎ…


そうして
鎮めの季節をすごしたなら
きっとまた
世界を愛することができるだろう
生まれたての命のように…






〜陽月


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