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銀河巡礼

第1章 一の月




細くしなる指が

鍵盤の上を滑りながら囁きかける


ピアニッシモ…



節高く叩きつけられた指が

唸りをあげる


フォルティッシモ…



うろうろと

休止符のなか

さ迷う私の想い…






(了)



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