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銀河巡礼

第1章 一の月




想い出に心寄せながら

傾ける杯

懐かしさと背中合わせの傷みが疼く



── やっと来れたね


こぼれた言葉に

微笑むあなたは小さなフレームの中…



約束はいつも遠すぎて

時間ばかりが 知らぬ顔で駆けぬける






(了)


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