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銀河巡礼

第3章 三の月




気まぐれな空が季節をもどした



震える花びら

広がる波紋

潤んだ雲が手をのばす



見慣れた景色におぼえる

眩暈と かすかな疎外感…



流れた時を

思い知るばかりの風が吹き

ホームに発車を告げるベルが鳴る






(了)


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