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銀河巡礼

第4章  四の月




ひとつの景色

小さな音

かすかな匂い


まるで

稲光が弾けたように

かつての時間を甦らせる



不意をつかれ

蹲りそうな 胸の震えをやり過ごし

仰ぐ空の青さが痛い



わたしは なぜ ひとりなのだろう…






(了)


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