テキストサイズ

銀河巡礼

第6章  四の月 ②




ラジオを聞いていて
本を読んでいて
自分だけ
わずかに
現実から離れている浮遊感

まるで
大きなシャボン玉の中にいるようで…


シャボン玉ははじけることなく
夢とうつつを漂って
私をときどき 途方にくれさせる


あなたをなくしたあの日から…






(了)


ストーリーメニュー

TOPTOPへ