意地悪なご主人様の専属メイド
第6章 Love♡6
もっと学校に行きたいアピールしなきゃ。
「…っ奏ちゃん、日菜(ひな)ちゃんが
いるし…」
日菜ちゃんは、桜庭 日菜ちゃん。中学生のときから唯一仲がいい友達。
同じクラスになることが多く、今年も同じクラスで
わたしの両親が亡くなったことも。
幼なじみの奏ちゃんのことも知っている。
元気で、明るくて、頼もしい。大好きな友達。
「…っ…そ、それに追試になったり
留年したりしたら大変だし…」
冷静にわたしの話を聞いて、まだ何も返事はない
…やっぱり…この、弱い身体じゃ許してもらえないかな…?