意地悪なご主人様の専属メイド
第6章 Love♡6
日菜ちゃんからだ。
〝もう着いたよ〟
久しぶりに会える喜びからワクワクがとまらない。
ポニーテールに結んだ髪を揺らして
玄関に向かう。
春休みに、両親が亡くなって
一ヶ月くらい学校に行けなかった。
「あ、久しぶり!胡花!」
「日菜ちゃん〜〜!!!」
嬉しくて思わずぎゅっと抱きしめる。
すると、日菜ちゃんからもわたしを抱きしめ返してくれた。
「胡花…っ会いたかった。よかったー!」
いま、苦しいくらいお互い抱きしめあってる。
まるでカップルみたい?