意地悪なご主人様の専属メイド
第7章 Love♡7
「うわ、溺愛っぷりすご。親バカか。」
「…なにがあるか、わからないから。
この間風呂に行くのに迷って倒れてたし」
「あー…あのときね。正直メイド服の趣味が
奏真さんにあるっていうのが驚きだったわ」
「からかうな。ばか。」
なにがあるか、わからないから。余計に心配。
学校の男子に連れ込まれて襲われないかとか。
誰もそばにいないときに
倒れないかとか。
「まあ、落ち着けって。
友達がいるならすこしは安心だろ」
「………ああ。頭痛え…」
「お前、熱っぽくね?」
「うるせ、ちか!!きもっ!」
いきなり、顔面ドアップかよ。
「ひど、あまり無理するなよ。すこしは
自分の身体心配しろよ。」
じゃあな、と葉平は医局をでていく。