意地悪なご主人様の専属メイド
第7章 Love♡7
神母坂先生が来てくれて
ホッとしたせいか涙がポロポロこぼれおちてきた。
「うっ…は…っ…」
「大丈夫。ゆっくりで大丈夫だから。」
神母坂先生は優しく背中をさすってくれながら
わたしは薬を吸入する。
「奏真は、たしかに一人で頑張りがちで。
俺も心配してた。」
「…っ…」
「けど、胡花ちゃんがいるなら
心配ないな。
親バカなみに胡花ちゃんのこと心配してるし。
胡花ちゃんのこと想ってるし
奏真は大丈夫だよ。
それに俺たち医者はこれくらいじゃ折れない。
すこし休めばきっと大丈夫。」
「…こほっ…」
「落ち着いて、息しようか。」
落ち着いて。深呼吸。