意地悪なご主人様の専属メイド
第2章 Love♡2
「だいぶ、落ち着いてきたね」
「…うん。」
奏ちゃんの優しい声のおかげで、溢れていた
涙が少しずつ
やんできた。
「奏ちゃん」
「ん?」
「奏ちゃんの家?ここ…」
やっぱり、お金持ちっぽい家だ…
「ここは、もともと両親の家。」
「…奏ちゃんの…」
「そう。ふたりは海外に住んでるからさ。
仕事上。おれが留守番することにしたんだ。
地元に帰ってきて、家新たに探すのめんどくさかったし」
「…そうなんだ。」
…広いなあ。
お手伝いさんとかいそう…執事さんとか…