意地悪なご主人様の専属メイド
第9章 Love♡9
落ち着いたらきっと大丈夫。
「…っ…よし。聴診器は終わり」
緊張した。
神母坂先生のときの診察はいつも緊張する。
「服、戻すね。ありがとう」
制服を元に戻してくれた神母坂先生。
「いつもの。薬出しとくね。」
「ありがとうございます。」
「うん、呼吸は正常で落ち着いてるし。
今日の診察はこれで
大丈夫。これ以上胡花ちゃんに触ると
やつ怒られそうだし。」
「…ほんとうに奏ちゃん…独占欲強いです…」
とくに、身体を重ねる時はもちろん。
こうして神母坂先生と二人で話してるのを見かけたら…怒られる。