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意地悪なご主人様の専属メイド

第9章 Love♡9





車に乗ったとき、ポツポツと降り始めた雨。

その雨は次第に強まり


車はしばらく発車しないまま。



「…胡花ちゃん」



聴こえてきたのは奏ちゃんのかすれたような声。



「…ごめん、混乱させて。」



はあ、とため息をついてエンジンもかけないまま

ハンドルにもたれかかる奏ちゃん。


奏ちゃんもわたしと同じように混乱したんだ。




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