意地悪なご主人様の専属メイド
第10章 Love♡10
「…わからないけどたぶん
奏ちゃんの元カノさんっぽい人が
現れて…」
「ほう。」
わたしも一口、アイスティーを飲んで言葉を続ける
「……奏ちゃんと知り合いみたいで…
でもあまり関係はわからないけど
きれいな人で、わたしなんかとは
正反対…」
「ううん、胡花自覚なさすぎ。」
「ん?」
「自分の顔、ちゃんと見たことある?」
「…自分の顔…」
「もっと自信持ちな。あんたは自覚ないだけで
国宝級に可愛いんだから」
…可愛いなんて言われたことない。
国宝級なのは、美月さん…美月さんは世界登録遺産くらい…
美人さん…