意地悪なご主人様の専属メイド
第2章 Love♡2
「やばっ…」
…やばい?
いったいなにが、やばかったの…?
「可愛すぎて、本気で襲いそうだった」
「…!」
奏ちゃんの言葉の意味がだんだんとわかってきて
顔がかあっと赤くなる。
「その顔も。誘っているしか思えない」
「奏ちゃ…?」
「わからない?自分で相当煽っておいて。」
ギシっと、ベッドに奏ちゃんの体重が乗っかって。
「……ずっと会いたくて。苦しかった」
「奏ちゃん…、待っ…」
両手首を取られて、淡いシーツにおさえられ
奏ちゃんの片手で囚われた両手首は
いつのまにか、身動きができない頭上に。
に、に逃げられない。