意地悪なご主人様の専属メイド
第5章 Love♡5
「…うっ…」
「大丈夫、落ち着いて。奏真ならすぐ
戻ってくるから。」
神母坂先生の言葉を信じ、落ち着いて息をする。
「はい、終わり。
ごめん。奏真以外が診察なんて抵抗あったよね。」
「…いえ。…っ…いままでは
奏ちゃんに再会するまでは…違うお医者さんだったし…」
神母坂先生は、まくっていた服を戻してくれた。
「…だから、大丈夫です。」
「…そっか。」
…神母坂先生は、聴診器を戻す。
「あ、奏真のことで気をつけたほうが
いいこと教えてあげる。」
…気をつけるいったいなにを…
神母坂先生はわたしの耳元に近づいて
囁いた。