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僕らの青春は始まったばかり

第1章 発見

でもまぁ、とりあえず見間先生が来てくれたおかげで、僕は春田先生からこれ以上しつこく聞かれることは無くなる

僕は心の中でホッとため息をついた

っていうか早くプリントを終わらして、あと提出するやつの紙も作らなきゃ、、、

それから4組の授業のノートにもチェック入れなきゃだし、、、

はぁ、、、忙し、、

時計を見ると、もうあと少しの時間しかなかった

早く片付けないと!







やっと終わって時計を見たら8時30頃、、
これなら、早めに伊坂のいるコンビニに行けるかも

僕は、荷物を全部まとめると周りの先生に挨拶して、さっさと、職員室をあとにした



「せんせー、」

コンビニの方に車を停めると、伊坂が、手を振った

「外で待ってたの?寒くない?」

「先生のためなら、こんな事なんでもないよー」

伊坂はそう言って笑う

ぼくもつられて曖昧な笑顔で笑い返す

ほんとに井坂は、僕のことが好きで付き合いたいと思っていたのか、、、?

毎週火曜日に、理科室に来るのも僕のアレを見たくてってこと?、、

さっぱり分からないけど、この笑顔を見ると、何だか少し、不思議な気持ちになった

心臓が少しゆっくりと、大きな音をたてている気がする、、

この気持ちってまさか、いや、そんなことはありえない、
あくまでも付き合うって言うのは、あの映像を晒されないようにするためだけだし、

ってか、そもそもなんで伊坂は、僕の家に来たいなんて言ったんだろ、、

頭がぐるぐるとする


「ほら、じゃあ行こ?」

伊坂は、そう言って、僕の車の方へと、寄ってくる

僕は、伊坂を後部座席に乗せるか、助手席に乗せるか少し迷った結果、助手席に乗せることにした

僕が、助手席の、ドアを開けると、伊坂は、まるで自分の家の車のように、ヒョイっと乗った

「シートベルトちゃんとつけろよ、」
なんて少し大人っぽい(?)ことを言ってみる

「はーい」

と、伊坂が、言ってシートベルトをカチャリと付ける

その動作が、なんか、、、なんて言うか、とにかくエロい!!!

やっば、ガチめに僕は、何を考えているんだ、、、

変な考えを振りほどき、車を発進させた

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