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僕らの青春は始まったばかり

第2章 神山先生の家で、

「でも一人暮らしって大変じゃない?」

「んー、慣れちゃったから今は特になんとも思ってないよ、それに父さんから金も貰えるし、門限なんかもないからさ、でもたまになんも許可もなく帰ってきたら勝手に家とかに居たりとかするけど」

なるほど、

確かに社長の大切な一人息子だったらあんなにしつこく電話しても不思議じゃない、、

「それで今日俺が家にいなかったから多分びっくりして電話かけてきたんだろうけどさ、ほんとなんかごめんね、」

「ううん、全然大丈夫、そりゃ大切な一人息子だもんね、お父さんが伊坂のこと心配する気持ちはわかるよ」

ほんと伊坂って大切にされてるんだな、

「ってかそんなことよりそろそろ寝ない?」

伊坂はニヤッと笑う

「え、あ、う、うん、」

僕はどうすればいいか分からず急に戸惑ってしまう

「じゃあ、ベッドまで案内してくださいっ♪」

僕は、俯いたまま、2階の寝室に案内した

「あれ?先生俺の分の布団はないんだ、俺がお風呂に入ってる間準備することも出来たよね?それとも、俺とおんなじベッドで寝たいわけ?」

「そういう訳じゃないけど、、、」

伊坂が、もともとヤる気満々みたいな感じだったから準備しなかったけど、それってもう僕は、やられてもいいですよーって感じで、しかも伊坂は、まるで僕が伊坂とやりたいって思ってるように受け取っちゃってて、ああああああああぁぁぁ
最悪だっ!
まるで僕が伊坂とやりたがってるようじゃないか!ってかもう、語彙力!!!!

ああああああああああぁぁぁ

伊坂は、ベッドにダイブすると、
「せんせい、こっちこっち、」
とまるで自分の家のように僕を手招きした

僕も言われるがままに、そっと、伊坂の横に寝転ぶ

伊坂は布団をとると、僕に優しくかけた、

ああああああああぁぁぁ

なんか僕が伊坂が襲ってくるのを待っているみたいだ、
でも僕が伊坂を襲うのもまたちがうし、、

伊坂がゆっくりと僕の手を握る
ヤバいっ、緊張してるのが伊坂にバレる、、

「おやすみ、せんせい、」

そう言うと伊坂は目をつぶった、

え?!まさか今日はなんもない系ですか?!

こんなに期待(?)させといて、

ってか期待してる自分もだいぶおかしいけど!

ほんと最悪だ、、、、、

「お、、おやすみ伊坂、」

僕もそう言って目をつぶった、

もうどうにでもなってしまえ!

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