テキストサイズ

僕らの青春は始まったばかり

第6章 すれ違い

今日は伊坂の授業がない、

そう思うだけで、テンションが一気に下がる
何もやる気にならなくなる

今日1日は、伊坂に会えない、

まぁ自分から会いに行ってもいいけど、会いに行ったところで昨日、真桜奈の家に泊まったの?とか聞いちゃいそうだし、逆に聞かなくて自分でモヤモヤするかもだし、
会わない方がいいのかな?って思ったりもする

でも、このままずっと会えなかったら、ってまだ日目だけどさ、気まづいまんま終わるのも嫌だし、

でも、伊坂が会いに来てくれるのを待つなんてこともなー、、

それに昨日伊坂で抜いちゃったからなんか恥ずいし、、

1時間目は授業のない僕は、2杯目のお代わりへと紅茶を注ぎに行く


職員室はかなり広く、給湯室は奥の方にあって、電気もつかず薄暗いから夜は奇妙だ、、

まぁ今は朝だから構わないけど、朝は朝で怖い
ベテランの女の先生たちがそこで生徒や、ほかの先生について色々話しているからだ、

聞いちゃいけないことを聞いちゃったり、みんなは奥で喋るからいるの気づかず、入ったら居て、きまづいなんてのも嫌だ

この前なんか、生徒に陰口を言われたらしく遥先生が奥で泣いていてそれに気づかず僕は入ってしまい気まづい思いをしてしまった

今日もちゃんと居ないか確認しないとな、

耳をすましても声がしないから大丈夫と思うと、僕は、ガチャッと、ドアを開けた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ