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僕らの青春は始まったばかり

第6章 すれ違い

でもなんで僕なんだろ、、

ってこんなこと聞くのもなんか嫌だし、とりあえず僕は集合時間と待ち合わせ場所だけを聞いた

見間先生は嬉しそうにずっと笑っている

いや、、僕のことが好きなんてそれはありえない

きっとただの同僚だからっていう理由で誘っただけだ

それに僕には伊坂がいる、浮気とかじゃないよな、、?

やっぱり断ろうかと思ったけど今更何だか断りづらく僕はただただ見間先生の言葉に頷くことしか出来なかった

「じゃあ土曜日の1時に南遊園地で、」

そう言うと、見間先生は嬉しそうに給湯室を後にした

1人残された僕は、ただ頭をぐるぐると回転させた

伊坂に伝えた方がいいのか?
でも伊坂だって真桜奈の家に僕の許可なしに泊まってたし、、

でもわざわざ報告しても伊坂が僕のことなんと思ってなかったりとかしたら?、、


ていうか、見間先生とどんな会話したらいいんだろ、
女の人とのデートなんて初めてだしっ、、


とりあえず僕はコップにおかわりをした後
職員室の自分の机へと向かった

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