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僕らの青春は始まったばかり

第6章 すれ違い

時計をチラチラと見る

早く行き過ぎると何だか僕が見間先生と遊園地に行きたいって勘違いされそうだし、
でも遅く行くと見間先生を待たせるのも悪いし、、、

何となくちょうどいい時間になると僕はソファーから重い体を起こし、車へと乗った

この前まで伊坂が乗っていたんだよな、、

この車に乗ると伊坂の甘酸っぱいあの香りを思い出す、、

助手席に顔を填めたいけど流石にそれは変態か、、?

いや、もう女性の下着で1人準備室でしこってる時点で変態か、、

なんて馬鹿みたいなことを考えながら、鼻で笑う

車を運転してる間も、やっぱり、今日のことと伊坂のことしか考えられない、、

まじでなんだよこの気持ちは、、、

ああああああああぁぁぁ

叫びたいけど、さすがに車で1人で叫ぶのもな、、、



てか車で来ちゃったけど、電車の方が良かったか?
車だとまるで僕が見間先生を誘ってる(?)見たいだ、、

って、それは考えすぎか、、?


はぁ、、、伊坂に会いたい、、

僕はそこそこ空いている駐車場に車を停めた

相変わらずここの遊園地はあんまり人気がないな、、、

車を停めると、待ち合わせの西門へと僕はノロノロと歩き出した



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