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僕らの青春は始まったばかり

第7章 誤解

火曜日の2時間目になるのはびっくりするぐらいあっという間だった

授業の時間にチラチラと目が合う
何事も無かったのように笑う伊坂はほんとにずるい

こっちはずっと色々考えてるのに、、、



そうこうしているうちに授業の終わりのチャイムがなる

ノロノロとしている生徒たちを早く出てけと言わんばかりに追い出す


あれ?そういや伊坂はどこに、、、

授業の終わりの挨拶にはいたけど、追い出す時に伊坂を見かけなかった

早めに教室に戻っていったのか、?

まぁ特に用事があったわけでもないわけないけど、

とりあえず片付けようと準備室に入ると

「わぁ!!」
と伊坂が脅かしてきた

「っ?! 」

「驚いた?驚いた?」
嬉しそうに笑う伊坂に怒ることなんてできない

「ほら、そんなバカバカしいことしてないで、さっさと教室戻って、次保健でしょ?」

この前のことが引っかかってつい声が冷たくなる

「せんせいに保健教わりたかったなー?てか、俺がせんせいに保健教えよっか?」

そう言って伊坂は嬉しそうに笑う

「もういいから、早く行けよ」
そう言って軽く笑う

心の中の冷たさはまだ残っている


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