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僕らの青春は始まったばかり

第7章 誤解

すると急に伊坂が真顔になった

「ごめん、先生俺なんかした?」

反省してるような少し悲しそうな顔は更に伊坂をイケメンにする

「別に、なんもないよ」
そう言って誤魔化して笑う

ヤキモチ妬いてるなんてダサすぎる
伊坂は本気じゃない

僕はただの実験でおもちゃなんだ

「ほんとに?俺、ほんとになんもしてない?」

でも、事実を知りたい

もしかしたらほんとに僕のことを、、
だからこうやって気にかけてるんじゃ、、

「今日、家来れる?」

「えっ?、、うん、行くよ」

伊坂はそう言って驚いたように返事する

今日で伊坂と別れることになるかもな
なんて思いながら窓の空を見る

外の景色はすごく青く綺麗だった


「また、コンビニのとこで待っといてもらってもいい?」

子供にお願いするような口調で言う

「うん、あの」

伊坂が何かを言いかけたその時

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