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僕らの青春は始まったばかり

第8章 ありがとう

「おやすみ」

伊坂はそう言って僕と同じベッドに潜り込んだ


さっきのいざこざがスッキリした僕達はまた少し軽く話し合ったあと2階の寝室で寝ることにした

けど、本当は2人もわかっている

この後どうするべきだというものを

ただ、どっちかが言わないと始まらないだけだ

どうしよう、、言いたいけど、言えない、、
さっきはあんなにはっきりSEXと言えたのに、、

ああああああああぁぁぁ
バカバカバカバカバカバカバカバカバカバカバカ

ゆっくり深呼吸して一旦落ち着く
どうするべきか、、、

「伊坂、、」

僕は覚悟を決めて、伊坂の手を握る

「どした?先生?」

分かっている。伊坂はこれから僕が言うことを分かっているのだ 分かっているのに分からないふりをしている
声のトーンが少し高い
僕をおちょくっているようにしか聞こえない、、、

「、、、ヤろ、、、」

「ごめん、先生聞こえない」
わざと?!わざとだよね?!

「だから、そのっ、、ヤろ!」
力任せに声を出す

「何を?」
あー、はいはい、そうくるんですね?分かってるくせに、、、

「セっ、、SEX、、、」

伊坂は嬉しそうに
「いいよー」という

ほんとに酷い男だよ、、、

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