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私のヒーロー

第3章 気付いた想い

「あっれー?こんな所に女子1人なんてどうしたの?」

北高の制服を着た男子に声かけられた

「え…あ…」

「可愛いじゃんー!一緒に遊ばない?w」

こ、この人怖い…どうしよう。

やっぱり大人しく駅で待ってればよかったかな?

「なに校門前でナンパしてるんだよw」

どうしようか迷っていると聞き覚えの声がした

その声の正体は…八くんだった

「え、だって可愛いからさ?この子」

「それ俺の知り合いなんだけどw」

「え、は、八の知り合い!?あ、ごめん、知らなくて……」

そう言いながら走り去ってしまった

え…八くんって怖がられてる?

凄い優しくていい人なのに?

どうして?

「八くんって怖がられてるの?」

「いや…そんなことよりなんでここにいるの?」

「だって八くんが遅いから…あとお礼したくて」

「ごめん、とりあえず帰ろっか?」

「うん」

私達は駅に向かって歩いた

帰り道私は八くんとまず連絡先を交換した

また今回みたいにならないように。

遅れた理由は授業が長引いちゃったみたい

あともう少しでお家って所で八くんを呼ぶ声がした

後ろを見てみるとなんと夢くんで

え?どうしてここにいるの?

ちょっとびっくりした

「お、どーした」

「どーしたじゃないよ、忘れ物!」

「あーそのためだけに?駅まで送ってく。蜜先帰ってもらってもいい?」

「うん!大丈夫ー!」

私は1人で家に帰ることにした

夢くんわざわざ忘れ物届けに来るなんて優しいな

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