私のヒーロー
第3章 気付いた想い
忘れ物届けにきてくれた人にそのまま帰らせるわけにはいかないもんね
お礼は八くんが帰ってきてからでもいいし
夜に部屋に行ってサプライズで渡そうかな?
アパートについたら八くんの家の前には髪の長い女の人がいた
え、誰だろう…
八くんに用事なのかな?
「あの…八くんになにか用でもありますか?」
このとき声をかけなければ良かった。
…なんてあとから思うことになるなんで知りもしなかった
酷く後悔して辛くなるなんて思ってもみなかった
「あ、私、九条 なるっていいます。八の"大切な人"です」
え…"大切な人"って…どういう意味で?
もしかして付き合ってるの?
そっか…優しくてかっこよくてたまに意地悪な
八くんにならこんな綺麗な彼女ぐらい1人や2人いたっておかしくはない
わかってたよ?…わかってた…けど辛い
胸が張り裂けそうなぐらい苦しい
この人の前では泣けない…
私はパグのネックレスをくれたお礼に手作りのクッキーをこの人に渡した
「これ、八くんがきたら渡しといてください。」
「え?ちょっと…!」
私はその場から走って逃げていたんだ
お返しはなにがいいんだろうって
手作りクッキーにしてみようだなんて
勝手にうぬぼれて勝手に舞い上がっていた
八くんには彼女がいるのに…
私は無我夢中で走った、途中で八くんにあって
「蜜?」
名前を呼ばれた気がした…だけど私は全速力で走ったんだ
あの背中もしかして…
あと少しで駅につくってところで夢くんを見つけた
「夢くん!!」
夢くんは私の声に気づいてくれて私の元にすぐに走ってきてくれた
「え?蜜ちゃんどうした?」
「あのね……」
夢くんの顔を見たらなんか安心しちゃって
私はその場で泣いてしまった
お礼は八くんが帰ってきてからでもいいし
夜に部屋に行ってサプライズで渡そうかな?
アパートについたら八くんの家の前には髪の長い女の人がいた
え、誰だろう…
八くんに用事なのかな?
「あの…八くんになにか用でもありますか?」
このとき声をかけなければ良かった。
…なんてあとから思うことになるなんで知りもしなかった
酷く後悔して辛くなるなんて思ってもみなかった
「あ、私、九条 なるっていいます。八の"大切な人"です」
え…"大切な人"って…どういう意味で?
もしかして付き合ってるの?
そっか…優しくてかっこよくてたまに意地悪な
八くんにならこんな綺麗な彼女ぐらい1人や2人いたっておかしくはない
わかってたよ?…わかってた…けど辛い
胸が張り裂けそうなぐらい苦しい
この人の前では泣けない…
私はパグのネックレスをくれたお礼に手作りのクッキーをこの人に渡した
「これ、八くんがきたら渡しといてください。」
「え?ちょっと…!」
私はその場から走って逃げていたんだ
お返しはなにがいいんだろうって
手作りクッキーにしてみようだなんて
勝手にうぬぼれて勝手に舞い上がっていた
八くんには彼女がいるのに…
私は無我夢中で走った、途中で八くんにあって
「蜜?」
名前を呼ばれた気がした…だけど私は全速力で走ったんだ
あの背中もしかして…
あと少しで駅につくってところで夢くんを見つけた
「夢くん!!」
夢くんは私の声に気づいてくれて私の元にすぐに走ってきてくれた
「え?蜜ちゃんどうした?」
「あのね……」
夢くんの顔を見たらなんか安心しちゃって
私はその場で泣いてしまった