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でも、愛してるの

第1章 でも、愛してるの

         18

 清さんは、キスというよりも、乳首を舐めてくれるのです。
 乳首のまわりや、気持ちよくなって立ち上がってきた乳首のさきを、舌が触れるか触れないかくらいの優しさで、舐めてくれるのです。
 右の乳首を舐めてくれながら、左の乳首を指で優しく撫でてくれます。
 左の乳首を舐めてくれるときは、右の乳首を指で優しく撫でてくれるのです。
 それを、なんどもなんどもくりかえしてくれるのです。
 わたしは、あそこにキスしてほしくなってきました。
 それなのに、清さんは、乳首へのキスを続けるのです。
 わたしが、
 「ねぇ
  ねぇ」
 と言いましても、乳首へのキスを続けるのです。
 清さんは、長いあいだ、乳首へのキスをしてくれていましたが、胸からお腹のほうに、唇を移してくれました。
 そして、わたしのあそこのまわりに、キスしはじめました。
 そうなんです。
 清さんは、わたしのあそこにはキスしてくれなくて、あそこのまわりだけにキスをするのです。
 わたしは、はやく、あそこにキスしてほしくてたまらなくなりました。
 そしてまた、
 「ねぇ
  ねぇ」
 と言いました。
 それなのに、清さんは、あそこにキスしてくれません。
 わたしは、もう泣き声になりまして、
 「清さん
  ほんとに
  お願い」
 と言ってしまいました。

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