テキストサイズ

愛が育つ

第1章 愛が育つ

         23

 お公家さんというのは、源氏物語でもわかるように、性愛のことに、とても豊かな経験を積んでいるので、わたしのあそこも、そういう歴史からうまれたのだろう、と言ってくれました。
 それに加えて、先生とわたしのからだの相性がいいからだと言ってくれました。
 わたしが、はじめてのセックスなのに、失神してしまうほどの強烈なエクスタシーに達したのは、そういうことだからみたい。
 「わたしは
  わかりませんでした」
 「うん
  きょうは
  わからないかもしれないけど
  これから
  愛しあっていけば
  わかるようになるよ」
 「先生
  これからも
  愛してくれるの?」
 「もちろんだよ
  私はもう
  花子ちゃんを
  離したくない」
 「嬉しい」
 「私たちは
  こんなに相性がいいんだから
  離れてはいけないんだ」
 「そうですよ」
 「花子ちゃん
  もういちど
  愛したい」
 「嬉しい
  愛してください」
 さっきは、わたしが失神してしまったから、先生はイクことができなかったので、こんどはイクまで続けたいと言いました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ