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ぼっち─選択はあなたに─

第14章 バトルトーナメント【3回戦】

「ふふっ。この如意棒であんたのち○ち○をグリグリしてやるわ!」

 アバレセーラーはヤマモトゲンスケの股間目掛けて如意棒を突き出した。が、ひらりとヤマモトゲンスケはその攻撃をかわす。

「ふうん、やるじゃない」

 アバレセーラーはニヤリと笑みを浮かべると、更に連続で攻撃を仕掛けた。

『お~っとお! ヤマモトゲンスケ選手、アバレセーラー選手の伸縮自在の如意棒攻撃に手も足も出ません!』

ウラユ「すごい!まるで如意棒が生き物かのようにゲンスケさんを追いかけてるみたい!」
ゲンブ「しかもあいつ……攻撃しながら鼻唄歌ってるぞ。余裕のよっちゃんだな」
ウラユ「あ、それ私の……」
ゲンブ「ん?」
ウラユ「なんでもない……あっ!」

 二人が一瞬目を離した隙に、ヤマモトゲンスケはアバレセーラーから攻撃を受け、後方に吹っ飛んだ。

ウラユ「あああっ、ゲンスケさん!」

 ウラユの叫びをかき消すほどの男たちの声援が会場全体に響く。

「い~ぞぉ! アバレセーラーちゃん! その調子でヤマモトゲンスケをぶっ倒しちまえ~!!」

「うふふ、みんな~応援ありがと~! あとでチェキ会しようねぇ~」

 アバレセーラーは余裕の表情で会場に手を振る。


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