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僕は貴女を「お姉ちゃん」だと思ったことは一度もない。

第7章 突如始まるコスプレ祭り

ちなみに、私はカスタードプリン(150円)を選んだ。本当はプリンアラモード(600円)が美味しそうで心惹かれたんだけど、プリクラの撮影にも結構お金を使ってしまったし、今回はお小遣いの都合で断念。

と、みんなでまったりしているところへお兄ちゃん登場。

「おーい、来たぞーって、あ、こんにちは。初めまして。鈴の兄です。あ、美羽も一緒なのか、なんか大人っぽくなった? あと、んん??」

サキちゃんとは初対面なので「はじめまして」は分かる。で、美羽ちゃんはメイクはしたままだったけど、私服(サキちゃんが持ってきてくれてた)だったこともあって、すぐにわかったみたいだけど、いつき君に目をやって、動きが止まる。

「…樹くんよ」
「え?は?」
「ちょっと私たちの悪ふざけに付き合ってもらった感じになって申し訳なかったんだけど、女装メイクさせてみたの。でもさ、意外と似合うでしょ?」
「あー、うん。…そうか、樹、大変だったな」
「そーなんすよー、もー、女って怖い…」
「でも、意外と似合ってるぞ?これから目覚めたりしてな??」
「はっ?!無い無いっ!!絶対にそれは無いっ!!」

慌てた様子で全力否定する樹くん。そんな樹を見て一同(お兄ちゃんも含めて)爆笑。

楽しい時間の思い出と、その瞬間を切り取ったプリクラ写真。私は今日撮ったプリクラを新年度の手帳に貼ることにした。

もうすぐ、実家を離れて、初めての一人暮らしが始まる…。

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