新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第1章 出会い
鷹人「…やっぱりダメだよな!不良高なんて怖いだけだし…それに、聖輝くんの人生は聖輝くんが決めるべきだよな!」
鷹人「ごめんな、急にこんな話して…でも、これからは俺も聖輝くんの親代わりとして色々とサポートしていくから!」
鷹人「遅い時間にお邪魔して悪かったな、俺も店があるから…」
聖輝「叔父さん!」
鷹人「ん?」
聖輝「叔父さん…僕…高校に行く…」
鷹人「えっ?」
聖輝「話を聞いて…不良高なんて行くところじゃないし…行ったところで怖い思いするだけだって思ったけど…」
聖輝「でも…叔父さん…僕のことを想って…考えて考えて…話してくれたんですよね…?」
聖輝「だったら…叔父さんの言葉を信じて…行ってみようかなって…」
鷹人「聖輝くん…」
聖輝「お父さんが避けてきた道を…あえて歩んでみるのも面白いのかなって思って…」
鷹人「…聖輝。」
ガシッ!
鷹人「お前にもしものことがあったら必ず俺が助けてやる!高校だって行ってみて嫌だと思ったら無理して通う必要もない!」
鷹人「だから…これからは…俺のことを…父親として見てほしい…」
鷹人「龍一のように立派な父親にはなれないけど…俺のことを信じてほしい…」
聖輝「叔父さん…っ…!!」
僕は涙を流しながら叔父さんに抱きついた。