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それからコース料理が運ばれてきて、食事を楽しみながら櫻井様との時間を過ごしていた。


櫻井「ねぇ、聖子ちゃん。」


聖輝「はい、何ですか？」


櫻井「聖子ちゃんって…本名何て言うの？」


聖輝「えっ？！」


櫻井「あのお店って一応みんな源氏名使ってるからさ…本名知ってる子いないんだよね。」


聖輝「ほっ本名……」


櫻井「嫌じゃなかったら…教えてほしいんだけど…」


聖輝「えっと…えっと…ぼっ…私の本名…は…」


櫻井「確かLINEのアイコンって…『すず』だったよね？」


聖輝「えっ？！あっはっはい…」


櫻井「すず…何とかって言うの？」


聖輝「えっと…その…すっ…涼野…聖子です……」


櫻井「えっ？」


聖輝「ほっ本名は！あの…涼野聖子です……」


櫻井「そうなんだ…聖子って本名だったんだ…」


聖輝「はっはい…」


ごめんなさい…本当は偽名だけど…


櫻井「そっかぁ…涼野聖子ちゃんかぁ…綺麗な名前だね。」


聖輝「えっ？そっそうですか？」


櫻井「うん、だって優しそうな感じがするもん。まぁ実際超優しい子だけど。」


聖輝「あっありがとうございます。櫻井様に褒められると…照れちゃいます…///」


櫻井「ふふ、嬉しいこといってくれるね。」


聖輝「えっ？あっいや…えと…」


櫻井「可愛いなぁ…聖子ちゃん…」


聖輝「さっ櫻井様…」